溶接ヒューム対策とは?健康被害・法令対応・ヒュームコレクターの選び方を解説!

ヒュームコレクター
アイコン 投稿日: 2023/4/7 アイコン 更新日: 2026/5/18

溶接ヒューム対策は、溶接作業者の健康を守り、安全な作業環境を維持するために重要な取り組みです。

溶接作業は、製造業や建設業など多くの現場で行われています。
一方で、溶接時には煙や細かな粒子状物質が発生します。

この粒子状物質が、溶接ヒュームです。

溶接ヒュームには、金属成分や酸化物などが含まれる場合があります。
そのため、作業者が吸い込むと、呼吸器系への影響や健康障害につながる可能性があります。

また、金属アーク溶接等作業で発生する溶接ヒュームについては、労働安全衛生法令上の規制対象となっており、必要な健康障害防止措置を確認する必要があります。厚生労働省は、溶接ヒュームについて、神経障害等の健康障害を及ぼすおそれがあることから、特化則等を改正したと説明しています。

本記事では、溶接ヒュームの基礎知識、健康被害、主な対策方法、ヒュームコレクターの導入効果と選び方を解説します。

溶接ヒューム対策のためのヒュームコレクター選定と導入ガイド。溶接作業中に発生する火花と煙の写真を背景にしたアイキャッチ画像

溶接ヒュームとは?

金属アーク溶接等の作業で金属が加熱されることにより発生する粒子状物質が溶接ヒュームです。

溶接時には、金属材料や溶接材料が高温で加熱されます。
その際、金属成分が蒸発・酸化し、空気中で冷却されることで、細かな粒子になります。

この細かな粒子が空気中に浮遊したものが溶接ヒュームです。

厚生労働省の資料では、溶接ヒュームは「金属アーク溶接等作業において加熱により発生する粒子状物質」と説明されています。

溶接ヒュームが発生する主な作業

溶接ヒュームは、主に金属を高温で溶かす作業で発生します。

代表的な作業は以下の通りです。

  • アーク溶接
  • 半自動溶接
  • TIG溶接
  • MIG溶接
  • MAG溶接
  • 溶断作業
  • ガウジング作業

特に、金属アーク溶接等作業では、溶接ヒュームが発生しやすくなります。

そのため、継続して溶接作業を行う現場では、作業者が溶接ヒュームを吸い込まないように対策することが重要です。

溶接ヒュームは単なる煙ではない

溶接ヒュームは、見た目には煙のように見えます。

しかし、実際には金属粒子や酸化物などを含む微細な粒子状物質です。

そのため、単なる煙やにおいの問題として扱うべきではありません。

特に、細かな粒子は空気中に浮遊しやすく、呼吸とともに体内へ取り込まれる可能性があります。

つまり、溶接ヒューム対策では、煙を見えなくすることではなく、作業者のばく露を減らすことが重要です。

溶接作業中に発生した溶接ヒューム

溶接ヒュームによる健康被害

溶接ヒュームを吸い込むと、作業者の健康に悪影響を与える可能性があります。

主な影響は、以下の4つです。

  1. 呼吸器系への影響
  2. 皮膚への影響
  3. 目への影響
  4. 作業姿勢による身体への負担

ここから、それぞれ詳しく解説します。

呼吸器系への影響|最も注意すべき健康リスク

溶接ヒューム対策で最も注意すべきなのは、呼吸器系への影響です。

溶接作業時に発生するヒュームには、マンガンなどの金属成分が含まれる場合があります。

また、溶接ヒュームのばく露による有害性については、含有されるマンガンによる神経機能障害に加え、溶接ヒューム自体のばく露による肺がんリスクの上昇が報告されていると、関係資料でも説明されています。

呼吸器系に起こりうる影響

溶接ヒュームを長期間吸い込むと、以下のような健康影響が懸念されます。

  • 喉や鼻の刺激
  • 気管支炎
  • 喘息症状の悪化
  • 慢性的な呼吸器系の不調
  • 肺への負担
  • 長期的な健康リスク

もちろん、影響の程度は、作業時間、溶接方法、材料、換気状態、防護具の使用状況などによって変わります。

ただし、溶接ヒュームは目に見えにくい微細粒子を含むため、吸い込まない環境づくりが必要です。

長期ばく露への注意が必要

溶接ヒュームの問題は、一度吸い込んだからすぐに症状が出るとは限らない点です。

長期間にわたり溶接ヒュームにさらされることで、健康への負担が蓄積する可能性があります。

そのため、体調不良が出てから対策するのでは遅い場合があります。

つまり、溶接ヒューム対策は、日常的な作業環境管理として継続的に行うことが重要です。

皮膚への影響|接触によるトラブルに注意

溶接作業では、ヒュームや粉じん、溶接材料、作業時の熱などが皮膚に影響を与える場合があります。

特に、作業環境が悪い状態では、皮膚への付着や接触機会が増える可能性があります。

皮膚に起こりうる症状

溶接作業に関連して、以下のような皮膚トラブルが起こる可能性があります。

  • 肌荒れ
  • 湿疹
  • かぶれ
  • 皮膚炎
  • かゆみ
  • 皮膚アレルギー反応

ただし、皮膚症状は溶接ヒュームだけでなく、作業服、手袋、汗、熱、化学物質、金属粉など複数の要因で起こる場合があります。

そのため、原因を一つに決めつけず、作業環境全体を確認することが重要です。

防護具と環境対策を組み合わせる

皮膚への影響を防ぐには、保護手袋、作業服、エプロンなどの防護具が役立ちます。

しかし、防護具だけでは空気中のヒュームを減らすことはできません。

そのため、皮膚への付着を減らすためにも、発生源でヒュームを吸引・除去する対策が有効です。

目への影響|ヒュームと溶接光の両方に注意

溶接作業では、目への影響にも注意が必要です。

目へのリスクは、大きく2つあります。

  1. 溶接ヒュームや粉じんによる刺激
  2. 溶接光によるダメージ

ヒュームや粉じんによる目への影響

溶接時に発生するヒュームや粉じんが目に入ると、刺激や不快感につながる場合があります。

主な症状は以下の通りです。

  • 目の充血
  • 目の痛み
  • 異物感
  • 涙が出る
  • ドライアイ
  • 結膜炎

特に、作業場内にヒュームが滞留している場合は、作業者本人だけでなく、周囲の作業者にも影響する可能性があります。

溶接光による目への影響

また、溶接作業では強い光も発生します。

溶接光には紫外線や赤外線が含まれるため、適切な遮光保護具を使用しないと、目にダメージを与える可能性があります。

そのため、目を守るには、ヒューム対策だけでなく、遮光面や保護メガネなどの使用も重要です。

つまり、目の保護では、ヒューム対策と溶接光対策を分けて考えることが必要です。

足腰への影響|作業姿勢による職業性負担

溶接作業では、長時間にわたって同じ姿勢を続けることがあります。

狭い場所や低い位置で作業する場合、腰や膝、肩、首に負担がかかりやすくなります。

作業姿勢による主な負担

長時間の溶接作業では、以下のような身体的負担が生じる場合があります。

  • 腰痛
  • 脚部疲労
  • 肩こり
  • 首の痛み
  • 関節への負担
  • 筋肉疲労

ただし、足腰への影響は、溶接ヒュームそのものによる健康被害ではありません。

作業姿勢や作業時間、作業スペースによる職業性負担です。

そのため、記事内では「溶接ヒュームによる健康被害」と同列に扱いすぎず、溶接作業全体の安全衛生上の課題として整理する方が正確です。

関連記事: 「溶接ヒューム濃度測定」と対策装置を紹介

溶接ヒューム対策と法令対応

溶接ヒューム対策は、作業者の健康を守るためだけでなく、法令対応の観点からも重要です。

厚生労働省は、溶接ヒュームについて、労働者に神経障害等の健康障害を及ぼすおそれがあることが明らかになったとして、特定化学物質障害予防規則などを改正しています。

溶接ヒュームは特化則の対象

金属アーク溶接等作業で発生する溶接ヒュームは、特化則の特定化学物質、管理第2類物質として位置付けられています。

そのため、対象となる作業では、必要な健康障害防止措置を確認する必要があります。

具体的には、作業場の条件や作業内容に応じて、以下のような対応が関係します。

  • 溶接ヒュームの濃度測定
  • 換気装置や局所排気装置などの確認
  • 呼吸用保護具の選定
  • フィットテスト
  • 作業主任者に関する対応
  • 作業環境や保護具の管理
  • 健康診断や記録管理

ただし、必要な措置は作業内容や作業場条件によって異なります。

そのため、実務では、最新の厚生労働省資料や専門家の確認を行うことが重要です。

対策は任意ではなく安全衛生上の重要課題

溶接ヒューム対策は、単なる快適性向上のためだけではありません。

対象作業では、健康障害を防ぐための措置が求められます。

そのため、事業者は「必要になったら対策する」のではなく、作業者のばく露を減らす前提で環境整備を進めることが重要です。

主な溶接ヒューム対策

溶接ヒューム対策には、複数の方法があります。

代表的な対策は以下の3つです。

  1. ヒュームコレクターの導入
  2. 個人用防護具の着用
  3. 換気設備の導入

ただし、どれか一つだけで十分とは限りません。

実際には、作業内容や現場環境に応じて、複数の対策を組み合わせることが重要です。

対策1|ヒュームコレクターを導入する

ヒュームコレクターとは、溶接作業時に発生する煙や溶接ヒュームを吸引・捕集する装置です。

発生源の近くでヒュームを吸引できるため、作業者のばく露を減らしやすい点が特徴です。

ヒュームコレクターの役割

ヒュームコレクターは、溶接作業時に発生したヒュームをファンで吸引し、フィルターなどで捕集します。

これにより、作業者の周囲にヒュームが広がる前に回収しやすくなります。

主な役割は以下の通りです。

  • 溶接ヒュームを発生源付近で吸引する
  • 作業者の吸い込みリスクを減らす
  • 周囲の作業者への影響を抑えやすくする
  • 作業場の空気環境を改善する
  • 清掃負担を軽減する
  • 安全衛生管理を進めやすくする

つまり、ヒュームコレクターは、個人保護だけでなく作業環境全体の改善に役立つ対策です。

ヒュームコレクターが有効な現場

ヒュームコレクターは、以下のような現場に向いています。

  • 溶接作業を継続的に行っている
  • 屋内で金属アーク溶接等作業を行っている
  • 作業場にヒュームが滞留しやすい
  • 換気だけでは十分な対策が難しい
  • 周囲にも作業者がいる
  • 作業環境を改善したい
  • 安全衛生対策を強化したい

特に、屋内で継続して溶接作業を行う場合は、作業場内にヒュームが滞留しやすいため、発生源対策が重要になります。

対策2|個人用防護具を着用する

個人用防護具は、作業者本人を溶接ヒュームや粉じん、溶接光、熱などから守るために使用します。

代表的な防護具は以下の通りです。

  • 防じんマスク
  • 呼吸用保護具
  • 保護メガネ
  • 遮光面
  • 溶接用手袋
  • エプロン
  • 溶接用作業服

個人用防護具のメリット

個人用防護具は、作業者本人を直接保護できる点がメリットです。

特に、ヒュームが残りやすい作業や、発生源対策だけでは十分でない場合に重要です。

また、目や皮膚の保護にも役立ちます。

個人用防護具だけでは限界がある

一方で、個人用防護具だけでは作業環境全体を改善することはできません。

例えば、防じんマスクは作業者本人の吸入リスクを下げるためのものです。
しかし、作業場にヒュームが滞留している状態そのものを解決するわけではありません。

そのため、個人用防護具は重要ですが、ヒュームコレクターや換気設備と組み合わせて使うことが現実的です。

対策3|換気設備を導入する

換気設備は、作業場内の空気を入れ替えるための設備です。

溶接ヒュームが滞留しやすい場所では、全体換気や局所排気を検討する必要があります。

換気設備のメリット

以下のようなメリットがあります。

  • 作業場全体の空気を入れ替えられる
  • ヒュームの滞留を抑えやすい
  • 複数作業者がいる現場で環境改善しやすい
  • 他の空気汚染対策と組み合わせやすい

換気だけでは不十分な場合がある

ただし、換気設備だけでは、発生源付近のヒュームを十分に除去できない場合があります。

また、空気の流れによっては、ヒュームが別の作業エリアへ流れる可能性もあります。

そのため、換気は有効な対策ですが、発生源で吸引するヒュームコレクターと組み合わせることが重要です。

溶接ヒューム対策を比較

ここまで紹介した3つの対策を比較すると、以下のようになります。

ヒューム対策の一覧と効果

このように、対策ごとに役割が異なります。

したがって、溶接ヒューム対策では、ヒュームコレクター・防護具・換気設備を組み合わせることが有効です。

ヒュームコレクターとは?

ヒュームコレクターとは、溶接作業時に発生する煙やヒュームを吸引・捕集する装置です。

溶接ヒュームコレクター、溶接ヒューム集塵機、溶接用ヒューム除去装置などと呼ばれることもあります。

ヒュームコレクターの基本機能

ヒュームコレクターの基本機能は、以下の通りです。

  1. 溶接作業時に発生するヒュームを吸引する
  2. 吸い込んだ空気をフィルターなどに通す
  3. ヒュームや粉じんを捕集する
  4. 清浄化した空気を排気する

この仕組みにより、作業者の周囲にヒュームが広がる前に回収しやすくなります。

ヒュームコレクターと換気設備の違い

ヒュームコレクターと換気設備は、役割が異なります。

換気設備は、作業場全体の空気を入れ替える設備です。
一方で、ヒュームコレクターは、発生源付近でヒュームを吸引・捕集する装置です。

つまり、ヒュームコレクターはヒュームを発生源で捕集する対策であり、換気設備は作業場全体の空気を入れ替える対策です。

どちらか一方だけで考えるのではなく、現場条件に応じて組み合わせることが重要です。レクターはその中で最も効果的な対策ツールです。

ヒュームコレクター導入による効果

ヒュームコレクターを導入すると、溶接ヒュームを発生源付近で吸引しやすくなります。

その結果、作業者本人だけでなく、周囲の作業者への影響も抑えやすくなります。

作業者の健康リスクを減らしやすい

ヒュームコレクターは、発生したヒュームを作業者の呼吸域に広がる前に吸引します。

そのため、作業者が溶接ヒュームを吸い込むリスクを減らしやすくなります。

もちろん、防護具の使用も重要です。

しかし、ヒュームそのものを発生源で捕集できれば、作業者のばく露をより抑えやすくなります。

周囲の作業者への影響を抑えやすい

溶接ヒュームは、作業者本人だけでなく、周囲にいる人にも影響する可能性があります。

特に、同じ作業場内で複数人が作業している場合、ヒュームが空気中に広がると、周囲の作業者も吸い込む可能性があります。

そのため、ヒュームコレクターで発生源付近から吸引することは、作業場全体の安全衛生対策につながります。

作業環境をきれいに保ちやすい

ヒュームコレクターを導入すると、作業場内に煙やヒュームが滞留しにくくなります。

その結果、視界不良やにおい、粉じんの付着などを抑えやすくなります。

また、作業場の清掃負担の軽減にもつながる場合があります。

このように、ヒュームコレクターは作業者の健康と作業環境の両方を改善する装置です。

関連記事: 溶接作業の健康診断と溶接ヒューム対策をご紹介

ヒュームコレクターの選定ポイント

ヒュームコレクターを選ぶ際は、捕集性能だけでなく、作業現場で使いやすいかも確認する必要があります。

主な選定ポイントは以下の通りです。

  1. 移動しやすいか
  2. 吸引位置を調整しやすいか
  3. メンテナンスしやすいか
  4. 設置スペースに合うか
  5. 火花や火災リスクへの対策があるか

1. 移動しやすいか

溶接作業では、作業場所が固定されていない場合があります。

そのため、ヒュームコレクターを複数の作業場所で使う場合は、移動しやすさが重要です。

キャスター付きの機種や小型モデルであれば、必要な場所に移動しやすくなります。

2. 吸引位置を調整しやすいか

ヒュームコレクターは、吸引口をヒュームの発生源に近づけることで効果を発揮しやすくなります。

そのため、アームやフードの位置を調整しやすいか確認しましょう。

特に、溶接姿勢やワーク形状が変わる現場では、吸引位置の調整しやすさが重要です。

3. メンテナンスしやすいか

ヒュームコレクターは、フィルターでヒュームや粉じんを捕集します。

そのため、定期的なフィルター清掃や交換が必要です。

導入前には、以下を確認しましょう。

  • フィルター交換のしやすさ
  • 清掃頻度
  • 消耗品コスト
  • 交換作業に必要な時間
  • 日常点検のしやすさ

メンテナンスが難しい機種は、長期運用で負担になりやすいです。

したがって、現場担当者が継続して管理できる構造を選ぶことが重要です。

4. 設置スペースに合うか

ヒュームコレクターは、作業場内に設置して使用します。

そのため、本体サイズ、アームの可動範囲、作業者の動線、ワーク搬送の邪魔にならないかを確認する必要があります。

特に、狭い作業場では、コンパクトな機種や移動式の機種が候補になります。

5. 火花や火災リスクへの対策があるか

溶接作業では、火花が発生します。

そのため、ヒュームコレクターを選ぶ際は、火花や火災リスクへの対策も確認する必要があります。

特に、溶接ヒュームを吸引する場合は、火花の吸い込みやフィルター部での発火リスクに注意が必要です。

現場条件によっては、防火対策を重視したヒュームコレクターを選ぶことが重要です。

赤松電機製作所のヒュームコレクターラインナップ

赤松電機製作所では、溶接ヒューム対策に対応するヒュームコレクターを展開しています。

PRODUCT LINEUP

オニカゼ ヒュームコレクターラインナップ

溶接ヒューム対策に対応する主力2製品を、用途別に比較しやすく整理しました。

オニカゼ ヒュームスモーカー FSM の製品ロゴ

COMPACT FUME COLLECTION

ヒュームスモーカー(FSM)

小型・100V・導入しやすい。

小型ヒュームコレクター ヒュームスモーカー FSM の製品外観

100Vでもしっかり大風量。コンパクト設計で、溶接ヒューム対策を始めやすいシリーズです。

オニカゼ スーパーコレクター FM-220 の製品ロゴ

FIRE SAFETY & FUME CONTROL

スーパーコレクター(FM-220)

防火対策をより重視。

乾湿複合型集塵機 スーパーコレクター FM-220 の製品外観

乾湿複合型で、火災事故防止を重視したシリーズです。

縦画面では横にスワイプしてご覧いただけます

溶接ヒューム対策に関するよくある質問

ここでは、溶接ヒューム対策に関するよくある質問をまとめます。

溶接ヒュームとは何ですか?

溶接ヒュームとは、金属アーク溶接等作業で金属が加熱されることにより発生する粒子状物質です。

金属成分や酸化物などを含む場合があり、吸い込むと健康に悪影響を与える可能性があります。

溶接ヒューム対策は必要ですか?

はい。溶接ヒュームは作業者の健康に影響を与える可能性があるため、対策が必要です。

また、金属アーク溶接等作業で発生する溶接ヒュームは、特化則の特定化学物質、管理第2類物質として位置付けられています。

溶接ヒューム対策には何がありますか?

主な対策は、ヒュームコレクターの導入、個人用防護具の着用、換気設備の導入です。

それぞれ役割が異なるため、現場条件に合わせて組み合わせることが重要です。

ヒュームコレクターとは何ですか?

ヒュームコレクターとは、溶接時に発生する煙やヒュームを吸引・捕集する装置です。

発生源付近でヒュームを吸引することで、作業者のばく露低減や作業環境改善に役立ちます。

防じんマスクだけで十分ですか?

防じんマスクは作業者本人を守るために重要です。

しかし、作業場全体のヒュームを減らすことはできません。

そのため、防じんマスクだけに頼らず、ヒュームコレクターや換気設備と組み合わせて対策することが重要です。

ヒュームコレクターはどのように選べばよいですか?

作業内容、溶接方法、ヒュームの発生量、作業場所、移動のしやすさ、吸引位置の調整、メンテナンス性、防火対策を確認して選びます。

火花の吸い込みリスクがある場合は、防火対策を重視した機種も検討しましょう。

まとめ|溶接ヒューム対策は発生源対策と防護具の組み合わせが重要

溶接ヒュームは、金属アーク溶接等作業で発生する粒子状物質です。

吸い込むと、呼吸器系への影響や長期的な健康リスクにつながる可能性があります。

そのため、溶接ヒューム対策では、以下の視点が重要です。

  1. 発生源対策
    ヒュームコレクターで溶接ヒュームを発生源付近から吸引・捕集します。
  2. 個人保護
    防じんマスク、呼吸用保護具、保護メガネ、遮光面などを適切に使用します。
  3. 換気対策
    作業場全体にヒュームが滞留しないよう、換気設備も組み合わせます。
  4. 法令対応
    対象作業では、濃度測定や保護具の選定など、必要な健康障害防止措置を確認します。
  5. 継続管理
    フィルター清掃、保護具管理、作業環境の確認を継続します。

このように、溶接ヒューム対策は一つの方法だけで完結するものではありません。

ヒュームコレクター・防護具・換気設備を組み合わせ、作業者のばく露をできるだけ減らすことが重要です。

赤松電機製作所では、溶接ヒューム対策に対応するヒュームコレクターとして、ヒュームスモーカー FSMシリーズスーパーコレクター FM-220を展開しています。

小型で導入しやすいモデルから、防火対策を重視したモデルまで、作業内容や現場環境に合わせて選定できます。

溶接ヒューム対策でお困りの場合は、自社の溶接方法、作業場所、ヒューム発生量、火花リスクを整理したうえで、最適なヒュームコレクターを検討しましょう。、最適なミストコレクターのご提案をさせていただきます。

お問い合わせ・資料請求

溶接ヒューム対策やヒュームコレクターの選定でお困りの場合は、赤松電機製作所までお気軽にご相談ください。

お客様の溶接方法、作業環境、ヒューム発生量、設置条件を確認したうえで、最適なヒュームコレクターをご提案いたします。

監修者プロフィール

経営企画室/インサイドセールス

倉津 裕太

赤松電機製作所に入社後、営業部にて西日本エリアを担当し、切削・研削現場におけるミスト対策、溶接現場におけるヒューム対策の提案営業に従事。
現在は経営企画室 /インサイドセールスとして、製造業の現場課題に対する情報提供を行うとともに、脱炭素経営PROJECTにも参画。
現場と経営の両視点から、ミスト・ヒューム対策や省エネを含めた工場環境改善に関する、導入検討に役立つ実務情報を発信している。

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